愛媛県松山市の観光地・道後の老舗旅館「大和屋本店」を、パチンコ大手「マルハン」が買収することで基本合意したことが10日までに分かりました。
「大和屋本店」によりますと、本店の株式を「マルハン」に売却する方針で協議。9日までに全ての株式の売却に向け基本合意したということです。
大和屋本店・奥村敏仁社長:
「昨日、従業員に、道後温泉本館の新装を含めて不安感があってはいけないということで、まったく雇用については問題ない旨を含めた内容を告知いたしました」
合意の内容は、買収後も従業員を同じ条件で雇用するほか、奥村敏仁社長ら3人の取締役を引き続き役員にすることなどが含まれています。
またグループの「大和屋別荘」を巡っては「マルハン」がすでに今年4月、全ての株式を取得していて、代表取締役には「マルハン北日本カンパニー」の韓俊社長が就任。全従業員を引き継ぎ「大和屋」の屋号をそのままにして営業を続けています。
「大和屋本店」は今後、「マルハン」と正式な株式売却に向けて、話し合いを進めていくとしています。
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